ソロギターって難しい?
突然ですが、ソロギターってかっこいいですよね。

ベース音もメロディも、ときにはドラムまで一人で演奏してしまうのだから、まさしく”ソロギター”という名がピッタリ! 筆者は中学3年生のときにその魅力に取り憑かれましたが、本当に奥の深い世界だと感じています。
こちらの記事を読んでいるということは、「ソロギターなんて見たことも聴いたこともないよ!」って方はいないと思いますので、その前提のもとにお話ししていきますね!
そして、こちらの記事を読んでいるということは、皆さんのほとんどがギターをある程度弾けている方だと思います。 正直、基礎がないとソロギターは決して弾くことができません。
といっても、筆者の言う”ある程度”とは、
- 基本的なコードを押さえられる(C~B)
- コードチェンジが滑らかにできる
- アルペジオがわかる
くらいの認識です。
「え? それくらいならできるよ」と思った方、あなたはソロギターを弾けます! というか、すぐに弾けるようになります!

実際、筆者がソロギターの練習を始めた際は、
「Tab譜も読めない・スケールも覚えていない・ドレミの音が指板のどこにあるかも把握していない」
まさに上記のような”ある程度弾ける”状態でした。
この記事では、筆者が実際にやったソロギターの練習法をお教えしようと思います。
着実にやれば必ずできるようになるのでご安心ください!
ソロギターに適したギターとは?
基本的にどんなギターでもソロギターの演奏は可能です。
しかし、中には演奏しにくいギターが存在します。それは弦高が極端に高い、そしてナット幅が短いギターです。
目安としては、6弦12Fで3mm以上あればソロギターには適しません。大人しく弦高調整をして、6弦12Fを2.0mm以下にしてください。話はそれからです。
そしてナット幅については調整でどうこうなる問題ではないので、ナット幅が42mm以下のギターでソロギターの練習をするのはおすすめしません。43mm以上あったほうが、特にローコードが弾きやすく感じると思います。

ちなみに今、筆者が使っているギターはナット幅が44mmのものです。正直かなり弾きやすいと感じますが、手の大きさも関わってくるので、一概に「44mmが絶対おすすめ!」とは言えません。身の丈にあったナット幅のもので練習してもらえたらと思います。
つまり、弦高が低めでナット幅が広めのギターならば、ソロギターの演奏に適したものとなります。おそらく皆さんがお持ちのギターもその条件にだいたい当てはまるのではないでしょうか?
ちなみにソロギター用のギターとして、よくカッタウェイが付いているものが持てはやされますが、そんなにハイフレットをバンバン弾くわけでもないので、極論カッタウェイは必要ありません。
ソロギターの練習法

お手持ちのギターでもソロギターの練習ができるということがお伝えできたかと思うので、さっそく練習法にまいります。
筆者がおすすめする練習法は、「YouTubeの低速再生」一択です。
おそらく皆さんが弾きたいと思う曲は、YouTubeに演奏動画がアップされているものがほとんどだと思います。指板も常に動画内に写っていることが多いでしょう。そこで役に立つのが「再生速度調整機能」です。
動画右右下の歯車マークをクリックし、再生速度を任意の遅さにしてしまいましょう。すると、音程を変えずにスピードだけ変えることができます。
そして、指板の押さえ方を真似して、右手の運指を真似して、音で確認する。少し再生しては巻き戻し、少し再生しては巻き戻し……これを繰り返すだけです。
「え? たったそれだけ?」と思うかもしれませんが、そうです。一番遠回りに感じるかもしれませんが、これが一番の近道です。

Tab譜を買うという方法もありますが、練習する際は結局は動画を観ながらでないと音の完成イメージが湧かないと思うので、低速再生のみの練習で構いません。ギタリスト本人のクセはTab譜ではわかりませんから。
ソロギターの練習方法というと、まずは簡単な曲から始めて、ベース音とメロディを分離して弾くことを身につけるとうやり方が出てくるかと思いますが、そんな弾きたくもない曲を弾いている時間がもったいないです。
皆さんはすでに素養があるので、すぐに弾きたい曲をやってみてください。数コマ数コマを切り取って練習してみると、「意外と簡単じゃん」と思っていただけると思います。
少しずつ弾けるようになれば、それだけ自信にもつながります。成功体験を積むことで、挫折もしにくいです。
ただ注意する点があるとすれば、ソロギターの曲は往々にして変則チューニングが使われています。レギュラーチューニングのまま動画を低速再生してみても意味がないので、「アーティスト名 曲名 チューニング」で調べてみてください。よっぽどマイナーな曲でない限り、出てくると思います。Googleは偉大です。
YouTubeの低速再生機能を使い倒そう!
これからソロギターの練習を始めたいと思っている方に向け、筆者おすすめの練習法を紹介しました。
ギターの練習においては広く知られた方法である「YouTubeの低速再生」。ソロギターの練習においても爆発的な威力を発揮するかと思いますので、今すぐYouTubeまで飛んでみてください。
ソロギターだからと難しく考えず、「新しいフレーズ覚えたいな〜」くらいの気持ちで練習を始めてみるといいと思いますよ。
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